目立ちにくい矯正治療の種類とそれぞれの費用相場について

 

女優さんやモデルさん、タレントさんなど皆さん歯がとてもきれいですよね?しかし、芸能人の方たちが歯科矯正で歯をきれいにしたり、高額な歯科治療で天然の歯より美しくしていることが多々あります。一般の方でも歯科矯正で歯をきれいにしたいと思われるでしょうが、デメリットなのは矯正中に装置が目立ってしまう点です。ここでは矯正治療の中でも目立たない歯科矯正についてまとめてみましたので、ご参考になさってみて下さいね。

 

歯科矯正を行うメリットとは

そもそも歯科矯正をすることで得られるメリットにはどのようなものがあるのでしょうか?

・コンプレックスを解消できる

特に前歯の歯並びなど、目立つ部分は誰もが気になるもので、治療しようかとずっと悩んでおられる方も多いようです。矯正治療を行うことでそれまでコンプレックスだった口元に自信が生まれ、会話したり笑ったりすることが楽しくなるはずです。

・歯周病や虫歯が予防できる

歯並びが悪いままだと歯同士が重なっているところにプラークが溜まりやすくなり、歯周病や虫歯になりやすくなると言われています。また、デンタルフロスや歯磨きが届きにくくなるため、口臭が匂ってくることもあります。

 

目立たたない矯正治療の種類と費用

次に目立たない矯正治療にはどんな種類があるのか、費用はいくらなのかについて解説していきます。

・舌側矯正

この方法は一般的な矯正法である歯の表側に矯正装置を付けるものではなく、歯の裏側に装置を付けて矯正していくものです。リンガル矯正裏側矯正という別の呼び方もあります。矯正装置が見た目には分からないので、人に気づかれずに歯科矯正を行えるのがメリットです。人に知られず歯科矯正をしたい、仕事の関係で目立つ表側矯正装置を付けられないという方に人気の治療法で、最近広がりつつあります。

◎費用について

では、舌側矯正にかかる費用や期間はどの程度なのでしょうか?

この矯正法は症状によって違いがありますが、一般的な目安としては費用は110~150万円程度で、表側矯正だと80~100万円となっています。矯正には高度な技術力がいるため、その分高額になるようです。

◎治療期間について

次に治療期間についてですが、矯正する程度が軽い場合で1年半長くかかる場合では3年程度なっています。表側矯正より長くかかるのでは?と言われていますが、技術力の高いクリニックで治療するとさほど治療期間に差が出ないとも言われています。ただ、舌側矯正はさまざまなメリットもありますが、期間や費用が多少かかるので前もってスケジュールや費用面をしっかり確認しておく必要があります。

 

マウスピース矯正

次にマウスピース矯正についてです。

この矯正法は透明なマウスピースを歯に装着し、歯並びを矯正していく方法です。画期的な矯正法として広がっています。患者さん1人1人の歯に合わせて作られるマウスピースを付け、治療段階に合わせて新しいものに作り替えながら少しずつ歯を動かして歯並びをきれいにしていきます。このマウスピース型の矯正装置は、取り外しも可能ですし、従来のワイヤー装置と比べてほとんど目立ちません。

歯並びをきれいにしたいけれど矯正装置が目立つのはちょっと・・と思われる方に最適な治療法です。

◎費用について

さて、この矯正法の費用についてですが、上あごだけの治療だと3か月程度で20万円半年で30万円程度だと言われているので、比較的費用が安く済みます。上下になると80万円程度で、期間は1~2年程度でさらに長くかかる方もいらっしゃいます。

 

・セラミック矯正

この方法はセラミックの人工歯を被せる方法で、すきっ歯や出っ歯、虫歯などによって、神経をなくして黒くなってしまった歯や、大きすぎる・小さすぎる歯、黄ばんだ歯など、あらゆる歯の悩みが解消できる矯正法です。また、歯並びの悪さが気になる方以外にも、歯の形や色で悩んでいる方におすすめの治療法です。さらに、セラミックの色や素材を選べるので歯の色を好きな色に変えることもできます。

使用するセラミックの種類にはジルコニアを使用したジルコニアセラミックや、金属と組み合わせたメタルボンド、セラミックだけで作られたオールセラミックなどさまざまです。元々の歯が黒ずんでいたり、黄色い場合でもセラミックを被せることで美しい白い歯にできます。

◎費用について

セラミック矯正の費用については、一般的な歯科矯正だと100万円近い費用がかかりますが、オールセラミック矯正だと1本につき8万円程度で済むこともあります。つまり、4本矯正するとしても30万円程度で済むため費用は安く済みます。

 

まとめ

最近では安く簡単に美しい歯並びにすることも可能になっています。ただ、いくら費用が安いとは言っても保険が効かないためそれなりに費用がかかるのは仕方のないことです。矯正治療はクリニックによって料金が自由に決められるため、クリニック選びを間違えると取り返しのつかないことになります。ぜひ、じっくりと信頼できるクリニックを選んでいただき、ご自分にぴったり合った目立ちにくい矯正治療の方法を見つけて下さいね!

全体矯正よりもお得な部分矯正の特徴と治療の流れとは

みなさんはご自分の歯並びに自信があり、人前で堂々と笑ったり、大きな口を開けて話したりできますか?歯科矯正は第一印象やコンプレックスを解消できる治療法です。この歯科矯正には二つの方法があり、全体矯正と部分矯正がありますが、一般的に歯科矯正は高額な治療法だというイメージがあるようですね。ですが、部分矯正なら手ごろな費用で矯正できます。ここでは部分矯正の特徴や治療の流れなどについてまとめてみましたので、ご参考になさってみてください。

 

部分矯正の特徴

そもそも部分矯正とは歯全体に装置を付ける全体矯正とは違い、噛み合わせや歯並びに問題があるところだけに矯正装置を付けて治療していくものです。全体矯正と比べると3分の1程度の費用で矯正ができたり、装置を付けることによる違和感や不快感が少なく矯正にかかる期間が短いのが特徴で期間は全体矯正だと2~3年程度はかかるのに対し、部分矯正では半年程度で済むと言われています。なお、部分矯正は前歯の矯正で行われることがほとんどですが、奥歯に行う方もいます。最近では敷居が低くなっている治療なので、治療をする方も増えている魅力的な治療法だと言えます。

 

部分矯正のメリットとは

・短期間で歯並びをきれいにできる

部分矯正の最大のメリットとして短期間で歯を動かすことができ、歯並びがきれいになることがあげられます。一般的に全ての歯を矯正するためには2~3年はかかると言われており、見た目や噛み合わせを考えると金属製のブラケットを装着する必要があります。しかし、前歯など一部分のみ治療をすれば歯並びが改善する場合は、部分矯正がおすすめです。前歯だけの矯正だと奥歯と比べて歯の支えがないため短期間で矯正でき、歯並びが美しくなります。さらに、矯正装置が前歯だけなど部分的なところだけなので、異物感や口内炎などが起きにくいと言われています。

 

・全体矯正より費用が安い

また、部分矯正を行っているクリニックによっても違いますが、全体矯正と比べ安くて治療が受けられます。クリニックによって設定されている料金が違いますが、矯正期間や方法などによって10~40万円程度の治療費で済むようですね。全顎矯正だと相場では70万円以上かかることがほとんどで、治療期間も2~3年はかかるのが一般的です。そういった意味で部分矯正はかなりメリットの多い歯科矯正治療だと言えるでしょう。

 

・矯正をしていることが周りにバレにくい

部分矯正の主な治療法としてマウスピース矯正があります。これはマウスピースを装着し前歯を矯正するもので、凹凸の度合いが軽度な方や歯のすき間を矯正するのに最適な方法として知られています。まず、クリニックでご自分にぴったり合ったマウスピースを作り、少しずつ作り替えながら歯を移動させていきます。歯を移動させるスペースがない方は歯を削って移動させるすき間を作る場合もあります。マウスピースは透明なものを使用するので目立ちにくいうえに、取り外しが可能なので自宅にいる時などに装着すれば、周囲に矯正していることはバレにくいです。

 

部分矯正の治療の流れ

では部分矯正の中でもマウスピース矯正の治療の流れについてご紹介していきます。

1.精密検査・治療計画の作成

まずは、カウンセリングなどを行ったあと、精密検査を行い現在の歯の状態や虫歯・歯周病の有無なども確認していきます。そのデータをもとに歯をどう移動させるか、治療期間、治療費、抜歯の有無など歯科医師がきちんと精査した上で正しい歯並びや噛み合わせになるよう治療プランを立てます。

 

2.マウスピースの作成

患者さん1人1人に合った形のマウスピースを作成します。各種マウスピースによって差はありますが、通常、1週間~3週間程度でマウスピースが完成されるかと思います。

 

3.治療開始

矯正治療を始めるにあたって、虫歯などの初期治療が必要な場合は、マウスピース作成と並行し、治療を行ってまいります。初期治療が終わり、マウスピースが完成すればいよいよ矯正治療を開始します。

 

4.定期的な調整

始めは1か月に1回程度の通院で調整を行っていきます。その後はそれぞれの治療段階に合わせクリニックの指示に従って2週間に1回程度マウスピースの付け替えを行っていきます。歯の移動が終わると、歯並びが後戻りしてしまわないよう、リテーナーと言われるものを1~3年程度装着し保定していきます。同時に、クリニックに通院しながら噛み合わせなどをチェックします。

 

まとめ

いかがだったでしょうか?部分矯正を行うと見た目が美しくなるだけでなく、お口全体のトラブルや噛み合わせなどを防止できるメリットがあります。歯科矯正と聞くと高額な治療費が必要に思われるかもしれませんが、全体矯正よりかなり費用が抑えられます。将来あごなどへの負担を考えて、部分矯正を選択肢の一つとして考えてみてはいかがですか?

銀歯が気になる方へ!体に優しいメタルフリー治療のすすめ

みなさんは歯科治療で詰めものや被せものをする時、メタルフリー素材を選んでいますか?保険治療で使用する銀歯の場合、治療費が安く済むというメリットがあるものの、金属製の被せものや詰めものだと二次虫歯や歯周病になりやすいというデメリットがあります。そこで今回は、金属を使わないメタルフリーの治療についてご紹介していきます。

 

金属を使った歯科治療のデメリットとは

・見た目が気になる

銀歯はその名前の通り銀色なので目立つのが最大のデメリットです。小さい頃は気にならなかったけど、大人になってから銀歯のせいで大きな口を開けて笑えないという方も多いですよね?また、金属が溶け出すと歯ぐきが黒ずむのでさらに目立つということもあります。

金属アレルギーのリスクがある

金属を口に入れるので金属アレルギーの心配があります。口の中には常に水分があるため徐々に金属が溶け出してしまい、唾液と共に飲み込むことでどんどん体内に溜まっていき、最終的にアレルギー反応が起きることがあります。今までアレルギーではなかった方でも、突然なってしまうこともあり、手や足などお口以外のところに症状が起きることもあると言われています。症状の程度も軽度なものから重度なものまでさまざまだそうです。

 

メタルフリー治療とは

ではメタルフリー治療について解説していきます。最近注目され始めたのがメタルフリー治療というもので、詰めものや被せもの、土台など全てに金属を全く使わない歯科治療です。このメタルフリー治療はこれまで保険内診療では使えなかった素材を使うことで審美性の高い仕上がりが可能になり、体にも安全な治療法です。日本ではまだあまり知られていないこのメタルフリー治療ですが、世界的にはすでにこの治療法が主流になってきています。では、メタルフリー治療にはどういった種類があるのでしょうか?

 

メタルフリー治療の種類

ジルコニア

ジルコニアという素材は人工ダイアモンドとして知られているもので、みなさんの身近なところではセラミック製の包丁などがあります。ジルコニアとはとても頑丈で使いやすいセラミックのことです。これまでの治療だと歯の被せものには金属製のセラミックが使用されていましたが、それだと金属が溶け出して歯ぐきが黒ずんだり、強度が弱かったりするなどのデメリットが多かったです。そこで最近注目され始めたのがこのジルコニアで、これはセラミックの中でも特に丈夫で透明感があり目立たないというメリットがあります。さらに、ジルコニアを使うとかなり頑丈なので奥歯に使っても十分耐えうる強度がありますこれまで使われていたセラミックだと強度が低いため、噛み合わせの際に力が最もかかる奥歯などに使用すると、かなりの確率で割れていました。強度が低いとブリッジやインプラント治療の土台に使う際には補強が必要だったのですが、ジルコニアなら強度が高いため単独での使用ができるメリットがあります。

 

e-max

e-maxはまだあまり聞き慣れないかもしれませんが、メリットの多い素材です。オールセラミックの中でも最新の素材と言われており、ニケイ酸リチウムガラスが主成分です。強度は天然の歯に限りなく近くなっているため、高い強度と硬さを誇る素材として知られています。e-maxの最大のメリットは透明感が非常に高く、色調が豊富で天然の歯と同様の審美性、透明感が再現できることです。また、金属アレルギーの心配がありません。さらに、e-maxは金属ではないので、生体が異物と認識せず耐熱性や安全性に優れた素材です。硬度については天然の歯に近く、天然の歯をすり減らすこともほとんどないと言われています。また、金属を使わないため歯ぐきが黒ずむこともありません。加齢などによって歯ぐきが痩せたり、退縮するのに伴って金属フレームが黒く見えるのを防止できます。

 

まとめ

いかがだったでしょうか?メタルフリー治療についてまとめてみましたが、どれも優れた特徴のあるものばかりです。歯科医療素材としてメリットがかなり多い素材で、これから期待が膨らむばかりですね。ですが、そのいっぽうでデメリットがあることも理解しておきましょう。どういった分野の技術でも常に進歩し続けているため、それまで使われていたものよりメリットが多いのは当然です。現在、メタルフリー治療を検討されている方はここでご紹介した素材を選択肢の一つにしてみてはいかがでしょうか?

ひまわり矯正歯科